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「障がい者コミュニケーション」コーナー

精神障がいの理解

(1)精神障がいって、どういうもの?
 普段の生活では、精神障がいのある方と接点がなかったり、また、映画やニュースなどの中で「何 をするかわからない」というイメージが強かったりするため、恐怖を感じ、不可解という印象を持ってしまう人が多いかもしれません。

(2)精神障がい者は、いつもおかしな行動をしているの?
 それは違います。病状が悪い時期を除いて大体は通常の判断力や理解力があり、普通の生活ができます。病状が悪くなるのには、何らかの理由があります。多くの精神疾患がありますが、ここでは「統合失調症」と「うつ病」について、簡単にご紹介します。(原因や症状、対応は、人それぞれです)

(3)統合失調症とは・・・
 統合失調症は「脳の病気」です。複雑な要因が絡み合って、100人に1人の割合で発症しますが、遺伝や親の育て方が原因ではありません。
 主な症状は
  ○現実を正確に判断する能力が低下
  ○感情や意欲のコントロールができない
  ○適切な対人関係を保つことが苦手
  ○外からの刺激へ正確に反応できない
  などで、治療を受けることで生活の質が向上します。
 理解してほしいこと
  ◆「病気で普通の生活がしづらくなっている方たち」であるという認識を持ってください。
 
 だから、混乱してしまったり、聞こえるはずのない声が聞こえたり、集中できなかったり、とても苦しいのです。

 統合失調症の代表的な症状といえば、実在しない人の声が聞こえるなど、現実にないものがあるように感じる「幻覚」と、周りで自分の悪口を言われていると思う、被害妄想などの「妄想」ですが、統合失調症という病気を理解する上で幻覚や妄想はその本質を示すものではありません。
 統合失調症は、思考や感情などの精神機能のネットワークがうまくは働かなくなった状態がその本質にあります。つまり、様々な心の働きをまとめ上げることができなくなった(脳内の統合する機能が失調している)状態です。
 精神機能のネットワークがうまく働かないというのは押し寄せる様々な情報や刺激に過敏になりすぎて脳が対応できなくなり、精神機能がうまくつながらなくなった状態です。
 被害妄想があり、周りの人をつい疑ってしまうケース、家の外にあまり出たがらないケース、幻聴に悩まされているケースなど、統合失調症の症状は人それぞれですが、統合失調症の多彩な症状は精神機能のネットワークの不調の場所が、それぞれ違うためと捉えるとよく理解できます。
 統合失調症の症状は主に、幻覚や妄想などの「陽性症状」、意欲の低下などの「陰性症状」、臨機応変に対応しにくいなどの「認知機能障害」があります。

(4)うつ病とは・・・
 うつの原因は様々で、昇進や引っ越し、子どもの独立、失恋、人間関係など。
 主な症状は
  ○不眠、食欲不振、やる気が出ない
  ○疲れやすく、疲れが抜けない
  ○夕方より朝の方が気分、体調が悪い
  ○人に会うのが面倒くさい
  などで、早期発見、早期治療が大切です。
 理解してほしいこと
  ◆人生の中で5〜7人に1人は「うつ状態」を経験すると言われるくらい、
   誰でもかかる可能性があります。
  ◆「ガンバレ!」は禁句です。
   頑張ったけれど、どうにもならなくて「うつ」になっているのです。
  ◆何もできなかったりするのは、病気の症状です。
   怠けているのではありません。うつの治療で最も重要なことは「休養をとる」ことです。

 心の病気は、外見からは分かりにくいので、なかなか理解されにくい病気です。「脳の病気」だと分かってきましたが、それだけではなく、ストレスや生活環境などが複雑に絡み合って発症します。
 つまり、ストレス社会の現代では、誰もがつまずきを感じることがあり、病気になる可能性があるのです。
 心の病気についてもっとよく知り、自分の心の健康について考えてみませんか?
 つらい気持ちを抱え込まずに、相談しにくいことがありましたら、一度連絡してください。
 匿名でも、無料で相談を受け付け、秘密は厳守されます。

※連絡先 厚木保健福祉事務所 保健予防課 電話 046-224-1111(代表)


障がい者のお子さんと暮らす親からのメッセージ

 「こんな人を見かけたら・・・やさしく声をかけてください。周りを困らせようとしているのではありません。あなたのサポートが必要かもしれません。

1 コミュニケーションがとれないことがある
   ● 返事ができない
   ● 同じことを繰り返し言う
   ● 突然大声を出す(泣く、笑う)
   ● 言葉が話せない
   ● 言葉が聞き取りにくい

2 激しいパニックに陥ってしまうことがある
   ● ひっくりかえる
   ● 泣き喚く
   ● 「ダメ!」という言葉に興奮する場合もある
   ● 物にあたる
   ● 甲高い声や乳幼児の声が苦手で興奮する

3 社会のルールがよくわからない
   ● 人の物と自分の物の区別がつかない(食べ物など)
   ● お金を払うことができない
   ● 電車の中を走り回る
   ● 順番が待てない
   ● ボタンを押すのが好き(エレベーターやインターホンなど)

4 不審に見える行動をとってしまうことがある
   ● ピョンピョン跳ねる
   ● 急に走り出す
   ● 突然動かなくなる
   ● 顔を近づける
   ● 独り言を言う

〜 そんなときは 〜
   ● 簡単な言葉で、ゆっくりと話しかけてください
   ● 伝わらないときは、危険がないように見守ってください
   ● パニック状態になったら、刺激せずにおさまるまで静かに待ってください

 皆さまのご理解とご支援を、よろしくお願いします。

社会福祉法人 厚木市社会福祉協議会

お問い合わせ等は、こちら

〒243-0018
神奈川県厚木市中町1-4-1
厚木市保健福祉センター内
TEL.046-225-2947(代表)
FAX.046-225-3036

総務係
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援護係
engo@shakyo-atsugi-kanagawa.jp
地域福祉係
tiiki@shakyo-atsugi-kanagawa.jp
ボランティアセンター
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